メイドインジャパンって惹かれるものがありますよね。
かつて、自動車やハイテク家電で「日本製」が世界を席巻し「高品質の代名詞」となりました。未だにそのブランド力は健在で、最近では海外よりも日本国内で「日本製」が求められる風潮があるようです。
今回は、日本人だからこそ履きこなしたい日本でスニーカーを製造しているメーカーを一覧でご紹介します。
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目次
日本人だから日本メーカーのスニーカーが履きたい!
スニーカーの世界でも、日本メーカーは相当健闘しており、特に競技者向けシューズやジョギングシューズの市場で世界的に存在感を示しています。
また、近年では技術の進化でプロトタイプ製造が容易に行えるようになり、日本各地でインディーズメーカーが多数立ち上がり挑戦的なデザインで人気を博しています。
もちろん、日本メーカーとはいえ、全ての商品が日本製というわけではなく、日本企画で海外製造という商品も多いのですが、日本人に最適化された設計や、海外製造でも厳しい品質管理など、日本メーカーならではの品質の高さは健在です。
日本のスニーカーブランド・メーカー一覧(随時更新)
アシックス
日本の老舗にして、世界でもトップクラスの人気を博すシューズメーカー「アシックス」。
早くから海外展開し、激しい競争の中で揉まれた性能とデザインセンスは世界各地で熱狂的なファンを獲得しています。
売上規模でもナイキ、アディダスに次ぐ世界3位を標榜する、日本のスニーカー業界の一番星です。
オニツカタイガーやアシックスタイガーなどの復刻ラインと、本家アシックスの高機能ラインで全方位的に隙の無いラインナップを揃えています。
ミズノ
総合スポーツメーカーとして、日本の競技用品業界でトップをひた走る「ミズノ」。
野球道具や陸上スパイクなどで安定したシェアを獲得しているほか、テニス、卓球、バドミントンなどのラケット競技、水泳、ゴルフ、ボクシングまで、スポーツと名のつくあらゆるところにミズノ有りという全方位展開でその技術を磨いています。
近年ではカジュアル志向のスニーカーにも進出し、技術のミズノからデザインのミズノへの進化が期待されています。
ムーンスター
久留米の三大ゴム会社の1つです。ゴム足袋の製造からスタートし、かつては革靴やキッズシューズ、またはOEM製造を中心に事業展開していましたが、近年のリバイバルブームに乗り、自社ブランドの強化を本格化。
卓越した製造技術に裏打ちされた高品質なバルカナイズドスニーカー「ファインバルカナイズドシリーズ」を多数リリースし、ベーシックでありながら一味違う履き心地を求めるユーザーに熱烈な支持を受けています。
スピングルムーブ
広島発の国産スニーカーブランド。
日本人の足型を徹底的に研究し、国産と手仕事にこだわったスニーカー作り実践しています。一番の特徴は靴底から巻き上げるように反り上がったソールの形状です。伝統のバルカナイズド製法で圧着され、歩く際にはつまづきにくく、地面を良くグリップする形状になっています。
広島出身芸人であるアンガールズがコンビでスピングルムーブを愛用して注目が集まり、クセになる履き心地で愛好者が急増しています。
▽詳しくはコチラドラゴンベアード
2000年、大阪発祥の日本ブランド「ドラゴンベアード」。
欧州ブランドが主流となり日本ブランドが勢いを失っていた2000年ころに、日本ブランドの良さをアピールするために創設された野心的なブランド。
2005年ころに、ドイツや北欧系の細身デザインが流行し、当初から細身のレザースニーカーを作っていたドラゴンベアードがその代表格として注目され、ブランド価値を一気に高めました。
レザーの上質な質感とアッパーサイドの躍動感あるエンブレムが人気の秘訣。
▽詳しくはコチラblueover(ブルーオーバー)
2011年に大阪からスタートした新興ブランド「 blueover(ブルーオーバー)」。
欧米的な大量生産ではなく、日本的な手仕事の素晴らしさとストリートカルチャーを融合したスニーカーを作ろう!というコンセプトで商品展開をしています。平均70歳前後の超ベテラン職人たちが作るスニーカーは全て少量生産で、素材の品質にも妥協しないため品切れ次第終了となってしまうことも。
革が足に馴染んでいくことすら計算された大人のスニーカーを是非一足手に取ってください。
Doek(ドゥック)
久留米で140年の歴史を持つ久留米紬(つむぎ)メーカーが手がけるスニーカーブランド。製造は同じく久留米が拠点のムーンスターとの共同生産です。ブランドアイコンは一切配さず、生地の良さを前面に押し出した質実剛健な作りで注目されています。
テニスシューズをベースにしたシンプルなバルカナイズドシューズが基本で、久留米紬ならではの質感と染めの美しさにこだわったスニーカーを展開しています。
アサヒシューズ
120年以上の業歴を持つ老舗中の老舗です。世界最大のゴムタイヤメーカー「ブリジストン」の前身でもあります。
ゴムの町・久留米で製靴技術を磨き上げ、かつてはナイキやブルックス、チャンピオンなどの国内生産を一手に引き受けたほどその製造技術は折り紙つきです。1998年の経営破たんからようやく立ち直り、現在再起を図っています。
近年は、Asahi TrainerやSOLSなど、カジュアルスニーカー市場にも進出し、知る人ぞ知るオシャレメーカーへの脱皮にも期待されています。
panther(パンサー)
現在はコンドームメーカーとして有名なオカモトのグループ企業「世界長ユニオン株式会社」が展開するブランドがパンサーです。
かつて、東京オリンピックに時を合わせて誕生し、国内メーカーとしてはオニツカタイガーと並び「世界長のパンサー」として人気を博しました。当時は柏原芳恵がCMキャラクターをつとめたり、1970年代には全国の学校指定靴になるなど、かなり力を入れていましたが、業績低迷や相次ぐ合併、買収により長らくブランドが終了状態になっていました。
それが2016年に待望の復活を遂げ、往年のデザインとOEM開発で培った技術を融合した、古くて新しいスニーカーを再リリースしています。逆に、今最も新しく注目のブランドです。
YOAK(ヨーク)
東京企画・東京製造にこだわった新鋭ブランド。
奇を衒わない普遍的なレイアウトに、最高品質の素材と最高水準の職人技、そして少しのスパイスを効かせたファッション性に溢れるスニーカーをラインナップしています。
走る、歩くといった実用性以上に、ジャケットやシャツに合うことを最も重視した、都会的なスニーカーです。
大量生産が出来ない分少々お高いですが、「特別な日の特別な一足」として履いてもらいたいというメゾンの思いを受け止めてください。
ORPHIC(オルフィック)
セレクトショップを中心に展開する日本の新鋭ブランド「オルフィック」。
革靴のフォーマル感とスニーカーの履き心地を融合し、どんな環境でも疲れづらく長時間はいていられることを目指したシューズを展開しています。
ソールにはアウトドアシューズでよく使用されているビブラム社のソールを採用する一方で、アッパーにはウィングチップデザインのレザーを採用し、革靴としてもスニーカーとしても履き込める万能性を有しています。
人とは違う一足を求めている方にオススメの語れるスニーカーです。
buddy(バディ)
大阪に本拠地を置き、全ての生産工程を国内で行うことが出来る設備を備えた株式会社アリックの自社ブランド。
シューズ製造の全工程を日本国内で行うことにこだわった、純日本製ブランドが「buddy」です。
他の新興ブランドと同じく、旧来のテニスシューズやコートシューズの文法を踏襲しつつ、普通のスニーカーの二倍の厚さの栃木産ベロアレザーを使用したり、国内で製造された天然ゴムを国内工場で丁寧に圧着するなど、とにかく何から何まで国内尽くしです。国産を売りにする割にはお値段もまずまずの水準なので、手軽に日本製を身につけたい方にはオススメです。
LOSERS(ルーザーズ)
東京を拠点にスタートした新鋭メーカー。
江戸っ子らしい「粋」のエッセンスと、ストリートスタイルを融合した野心的なデザインが特徴です。
ブランドアイコンは爪先に配置されたVのステッチ。下駄の鼻緒をイメージしたこのステッチがモダンなデザインに江戸感をプラスしています。
商品ラインは、より日本的な粋の美学を意識した「Readymade」ラインと、デザイナーのイマジネーションを落とし込んだ「Custommade」ラインの二つがあり、特に「Custommade」ラインでリリースされた、上履きをイメージしたという「Schooler」シリーズはミタスニーカーズともコラボするなど、その独自のセンスが多方面から高く評価されています。
アキレス
子供向けの運動靴でトップクラスのシェアを誇るアキレス。実はあらゆるゴム製品を扱う総合メーカーで、靴は一事業に過ぎない位置づけですが、バルカナイズド製法を行える数少ないメーカーであり、卓越した加工技術で防水性が高く機能的なシューズを生み出しています。
スポルディングやアウトドアなどのライセンス販売のほか、近年では左右非対称ソールを搭載した小学生向けのランニングシューズ「瞬足」が社会現象になるほどの大ヒットとなりました。
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