中野や上野など、主に下町でよく見かけるスニーカーブランドがあります。
それが、ドラゴンベアードです。
炎やフェニックスの羽を思わせる印象的なサイドのライニングと、本革をふんだんに使ったヨーロピアンデザインが目を引きます。意外に大手の量販店では取扱店が少なく、少しマニアックな印象もあるブランドです。
今回はそのドラゴンベアードの誕生と人気の秘密に迫ります。
今回、ドラゴンベアードの記事を作成するにあたり、ドラゴンベアードのブランド運営元である株式会社チャンスの広報に問い合わせ、詳しくブランド発足の経緯などを伺いました。
目次
ドラゴンベアードは2000年創業の大阪のブランド
ドラゴンベアードは一見欧州ブランドのようなデザインのため、海外ブランドと思われがちです。ドイツやデンマークなど、北欧系ブランドと思っている方もいるのではないでしょうか?
または、ブランドとして少しマイナーな印象から中国や韓国などのブランドと思っている方もいるかもしれません。
しかし、ドラゴンベアードはれっきとした日本ブランドです。
ドラゴンベアードは、2000年に大阪で生まれ、20年の歴史を刻んできたブランドなのです。
ブランドとしては若い方ではありますが、数多くのブランドが20年と持たずに消えていく中で、ポジションを確立し続けている実力のあるブランドだと言えます。
ドラゴンベアードの特徴と人気の理由とは?
2000年当時、日本のシューズブランドは勢いを失い、ナイキ、アディダスを中心とした欧米ブランドが主流になっていました。
そんな状況で日本発のブランドとして、「日本マーケットに日本ブランドの良さをアピールする」という強い使命感を持って立ち上がったのがドラゴンベアードでした。
それまでの日本ブランドは、機能性に傾倒した「運動靴重視」のシューズばかりでしたが、より「ドレッシー」な欧州調のオールレザーデザインにいち早く注目したのが、ドラゴンベアードです。
今でこそ、広島の「スピングルムーブ」などシンプルで細身のシューズを作るメーカーがありますが、その走りとして先陣を切ったメーカーということができます。
本場北欧ブランドのスニーカーでは、日本人の足型にとって細すぎたり、サイズ合わせが難しいこともありましたが、ドラゴンベアードは日本マーケット向け商品に振り切って開発をしてるため、日本人の足型に合いやすい履きやすい形でありながら、ヨーロッパ系の細身で先端の尖ったデザインを両立することができている点が人気の秘密と言えます。
ドラゴンベアードのスニーカーは日本製?
そんな日本マーケット特化の欧州テイストという独自路線を打ち出すドラゴンベアードですが、「日本」をこれだけ強く打ち出しているので、全て日本製なのか?という疑問が湧いてきましたので、聞いてみました。
Q:ドラゴンベアードのスニーカーは日本製なんですか?
A:レザーモデルなど一部の商品は日本製ですが、全てが日本製ではありません。
というわけで、全てが日本製というわけではないようです。
あくまで日本流のデザイン、センスを活かしたシューズだということですね。
ドラゴンベアードの将来性
ドラゴンベアードは、日本ならではのモノづくりと感性、欧州でも勝負できるデザインを併せ持った稀有なブランドです。
「まずは日本発祥のブランドとして日本でのブランド確立、その後世界へと発信するブランドを目指しております。」
との回答を広報の方からいただきました。
今後の展開が楽しみなブランドですので、引き続き応援していきましょう!