「エア」のあるスニーカーといえば、何を思い浮かべますか?
ほとんどの人がナイキを思い浮かべ、エアマックスやエアフォースワンを想像するのではないでしょうか?
印象的な空気の入った風船のようなソールは「ビジブルエア機構」と呼ばれ、ナイキが誇る技術と高いクッション性能の象徴となっています。
しかし、「ビジブル機構」が入っているシューズはナイキだけのものではありません。
目次
ビジブル機構スニーカーはナイキだけじゃない
メジャーメーカーをはじめとして、様々なメーカーがエア機構や独自のクッション構造を採用したスニーカーを開発し、日夜シノギを削っています。
今回は数ある「ビジブル」系スニーカーの中でも、ナイキ以外のメーカーがリリースしているスニーカーに注目し、その特徴やナイキ製品との違いをウォッチしていきましょう。
ナイキ以外限定!「ビジブル」機構搭載スニーカー
アシックス「GT-COOL EXPRESS」
アシックスといえば、独自の超クッション素材「GEL(ゲル)」シリーズです。そのゲルシリーズ登場30周年を記念してデザインされたのがこの「GT-COOL XPRESS」。
ソール中央に配置された三つの覗き穴から見えるのは、「エア」ではなく、「ゲル」を見ることが出来る仕様です。
靴の形状はベーシックでクセのない初代GEL-Lyteを踏襲したシンプルなデザインですが、シュータンのところはモノソック機構になっており、最新のGEL-Lyte5の履きやすさを取り入れています。
リーボック「インスタポンプフューリー」
近年、リーボックがダイエットシューズ路線からカジュアル路線に復活し人気を得るすることができた最大の要因となったのは、インスタポンプフューリーの再ブレイクでしょう。
そんなインスタポンプフューリーにもビジブル機構がこっそりと採用されています。
ソール部分の六角形を3つ重ねたような覗き穴があるのが分かりますでしょうか?ここから覗けるのは、90年代にナイキのエアシリーズやプーマのトライノミックとシノギを削った、「ヘキサライト機構」のソールを除き見ることが出来ます。
(リーボック) Reebok Instapump Fury OG M40934 ブラック ホワイト ブルー レッド インスタポンプフューリ…
リーボック「 DMX RUN 10 ATMOS 」(ディーエムエックスラン10)
リーボックが97年にリリースし、ハイテクスニーカーブームの中でも特に異色の人気を博したのDMXRUN。
ナイキのビジブルエアに触発されてか、リーボックも独自のエア技術を搭載したスニーカーをリリースしていました。
アウトソールに搭載された「エアチェンバー」に搭載された空気が踏み込みの際に可変的に流動し、スムーズな足運びをサポートするという優れもの。
エアマックスがバスケットシューズとして上下の衝撃に強い構造なのに対し、こちらはランニングに特化したデザインと言えそう。
リバイバルされた本作は当時よりエア感の強いデザインになっています。
プーマ「ジャミング イージーライダー」
プーマからは、新感覚としか言いようがないシューズシリーズ「ジャミング」をご紹介。
こちらはエアマックスを思わせるオールビジブルのソールから「エナジービーズ」と呼ばれる特殊ビーズを見ることが出来ます。
足の動きに合わせて靴の中で自由自在に形を変える小型ビーズクッションが、高い履きやすさと疲れにくさを発揮するそう。
アッパーもトレンドのニットアッパーなので、男女問わずインパクトのある足元を演出してくれる一足です。
ルコックスポルティフ「LCS R 1000」
ルコックスポルティフの代表的なシリーズLCSシリーズにもソールにビジブルホールがあります。
ビジブルホールからは、ルコックの代表的なソールシステムである「ダイナクティフクッショニングシステム」が覗き見ることができ、ブランドイメージである△のデザイン性もさることながら、機能的にも優れていることをアピールすることにも繋がっています。
ご覧の通り、各社様々な最新技術やクッション機能を搭載したスニーカーを開発していますが、その技術のアピールのために「ビジブル機構」を効果的に活用し、商品化しています。
是非、ナイキ以外のクッションシステムに目を向けるキッカケとして、いろんな商品を手にとってみてください。