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1960年代リリースの大ベストセラー
映画「ビバリーヒルズ・コップ」のポスターでエディーマーフィーの足元を彩るアディダス カントリー。
今見てもまったく色褪せないカッコよさですね!
スニーカー界隈では、2010年代以降、復刻ブームが加速し次々と過去の名作スニーカーが復刻リリースされました。
しかし、だいたいメインで復刻されているのは1980~90年頃の製品で、ランニングブームやハイテクブームの頃の作品です。アディダスでいえば、ZXシリーズやチュブラーなどのモデルがその時代の作品に当たります。
そんな中、アディダスカントリーはあまりの人気から何度も復刻されているとはいえ、1960年リリースのデザインを忠実に復刻した「レトロ中のレトロ」といえるスニーカーです。
アディダスカントリーの機能的特徴
アディダスカントリーは、元々は山道用のトレッキングシューズとして開発されたシューズです。そのため、当時としては最新技術である三層ソールを実装しています。
また、野球のスパイクなどスポーツ用途でよく用いられ、抜群の柔らかさと軽さを誇るカンガルー革を使っている点も特徴です。
そして、クラシカルなイメージをより強くさせるのは「ガムソール」です。肌色のゴムの風合いも味わい深いですが、つま先が少し巻き上がっているところあたりはトレッキングシューズの体裁を色濃く残しています。
>>アディダス オリジナルス カントリー(adidas originals country)
エディ・マーフィーが着用したことで大人気に
多くのハリウッドスターも愛用するこの「カントリー」
最も有名なのはエディー・マーフィーです。
「ビバリーヒルズ・コップ」の劇中で、リーバイス501とこのシューズを合わせたことで大人気になりました。
その着こなしが世界中で真似されたことで、今や「ジーンズに会うスニーカーの代表格」となっています。
さらに最近では、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の中でフレディ・マーキュリーがアディダスカントリーに似たスニーカーでライブを行うシーンがあり、スニーカーファンを歓喜させました。
実は、実際にフレディ・マーキュリーが履いたスニーカーはアディダス「ヘラクレス」という、ボクシング用に開発されたブーツなので厳密にはカントリーではありません。
しかし、そのシルエットやカンガルー皮の柔らかそうな風合いはそっくりです。