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バラエティ番組やドラマで頻出する意外な国産ブランドとは?
テレビを見ていて、芸能人の着ているものや身につけているアクセサリが気になることありますよね。そして、調べに調べて全く同じものを購入してしまったりします。
かくいう私も俺のダンディズムというドラマに触発されて、高級万年筆を買ったり、分不相応な時計に手を出したりしました。
さて、そんなわけで最近、テレビを見ているときに、芸能人が履いているスニーカーに注目していたのですが、あれ!またかと思うほど頻出する意外なブランドがあったのです。
それは、ムーンスター「ジャガーシグマ」です。
ムーンスター「ジャガーシグマ」とは?
中高校生向けの指定通学靴といえば最も正確にイメージできると思います。
基本的なカラーはオールホワイトで、履きやすく、合成皮革製かつ防水加工が施されており汚れにも強い。さらに成長によるサイズ変更にも対応しやすい安価な価格設定が家計にも優しいという、まさに学生生活の友と言えるようなスニーカーです。
元々地元の小さな靴屋で流通しているような商品でしたが、近年ではあえて大人がファッションとしてシグマを履くなど、優れた実用性と癖のない見た目でファッションアイテムとして見直され、感度の高いセレクトショップなどでも取り扱われはじめています。
ジャガーシグマのテレビドラマ・バラエティでの着用実績(発見ベース)
世界の果てまでイッテQ:イモトアヤコ
イッテQに珍獣ハンターとして出演するときのイモトアヤコはほぼ100%ジャガーシグマ04を履いています。そもそも学生服が衣装なのでそれに合わせてというのもありますが、彼女の激しい動きを支えるのは信頼の月星ブランドなのかもしれません。
世界の果てまでイッテQ:イッテQ温泉同好会一同
イッテQ温泉同好会の一同はバーガンディカラーの「トレパスシグマ」で揃えています。実はこのトレパスシグマ、生産終了で品薄という話もあり結構貴重になりつつあるようです。
ドラマ「半沢直樹」:赤井英和(竹下金属社長)
ドラマ半沢直樹が大好きでブルーレイBOXも所持しています。先日自宅で視聴していたところ、赤井英和扮する竹下社長着用のスニーカーがジャガーシグマ04のロゴ青タイプだということが分かりました。どうやら、こちらも現在かなり希少になってきているようです。
ジャガーシグマはなぜテレビでの着用率が高いのか?
これは、あくまで推論ではありますが、理由は大きく二つあると思います。
一つは圧倒的なコストパフォーマンスです。
イッテQの温泉同好会などのように多数のタレントが全員統一の衣装で出演する番組だと、全身の衣装を用意するだけでも多大なコストがかかってきます。うっかり一足一万円以上するようなスニーカーを衣装で選んでしまうと、一気に予算オーバーということにもなりかねません。そういう意味で、どこでも入手しやすくて一足3000円前後という高コスパは魅力です。
もう一つの理由は、スポンサー配慮です。
テレビでビールや清涼飲料が映り込む時にラベルを外したりモザイクで隠したりするのを見たことがあると思います。それは衣装であるスニーカーでも同じことが発生します。特にナショナルブランドと言われる広告投入費の多い企業だと、その競合などにも配慮が必要になり大変面倒です。また、海外ブランドはアッパーにロゴが配置されていたりするので厄介です。その点、ムーンスターはアッパーのロゴを見ても一見して会社を想起するほどの認知度はなくナショナルブランドではないので、スポンサー配慮などの余計な仕事が減らせるというメリットがあります。
ジャガーシグマは大人が履いても大丈夫なのか?
さて、中高生向けというイメージが先行しがちなジャガーシグマですが、大人が履いても大丈夫なんでしょうか?
結論から言いましょう。大丈夫です!
そもそも、ジャガーシグマが中高生向けというのはあくまで先入観でしかありません。白スニーカーは白スニーカーなのです。学校指定にされるほどベーシックで余計な装飾のない白はむしろ最近では探すのも難しいほどのクリーンさで、これがファッションに合わないはずがありません。
それでも抵抗がある人のために、一つ朗報です。
ジャガーシグマのファッション性に目をつけたファッショニスタたちの働きかけで、大人向けに再構成されたジャガーシグマがリリースされています。少しオフホワイトのカラーリングと少し主張しすぎだったシュータンを抑えめにアレンジした大人っぽい感覚で履ける一足になっています!