今年の夏もシャワーサンダルがキテいるそうです。
シャワーサンダルとは、海辺で海水浴を楽しむ方にはお馴染みのサンダルで、かかとのホルダーや鼻緒のないごくシンプルなサンダルです。
一見するとトイレのサンダルのような見た目ですが、これがオシャレに敏感な若者の間でカワイイと話題になり、大ブレーク間違い無しなんだとか。
目次
シャワーサンダルってダサいのに何故人気?
数年前から高感度な人達の間で人気になっており、その時にはメーカー側もまさか流行ると思っていなかったようで流通量が多くありませんでした。
しかし、本格的なブーム後は在庫が充実し、今や靴屋の定番商品として数多くのバリエーションが揃っています。
ただ、一見普通のシャワーサンダルがなぜ今流行るのか意味が分かりませんよね。
そこで今回は、その理由を考察してみたいと思います。
考察①海外セレブやファッション誌、ZOZOTOWNの影響
今回の異様な盛り上がりを考察する上で、ファッションリーダー達の影響は無視できません。シャワーサンダルにおいても、靴下を履いた上にサンダルを履くという上級者スタイルで、それまで浜辺に限られていた商圏が一気に裾野の広い街履き市場に拡大しました。
例えば、、、こんな感じとか
考察②値段の安さ=選びやすさ
それに加えて値段の安さも重要です。
シャワーサンダルは定番の黒だけでなく、カラーバリエーションも豊富ですし、大きなメーカーロゴが入った商品や柄物など種類が豊富です。それらがとれも千円〜三千円前後で手にはいるわけですから経済的ですし、その日の服装に合わせたコーディネートも容易です。
これはスニーカーではできないサンダルならではの楽しみ方なのかもしれません。
[アディダス] スポーツサンダル ADILETTE CF ULT(AQQ40) コアブラック/フットウェアホワイト/コアブラック(…
考察③絶妙なダサさ=ハズし感
最後にもっとも重要なのはかのダサさです。よ〜く冷静に見てみてください。
白靴下とサンダルの取り合わせ。絶妙にダサいんです。
しかし、ダサさは理解して着こなせば、かわいさに化けると。
近年のリバイバルブームなんかもその一つです。80年代に流行し、一度廃れダサいと言われた商品が近年再び脚光を浴びてます。
シャワーサンダルも同じです。一度ダサいことを認めた上で、その先にある愛らしさのようなものに気づいた上級者(ファッショニスタ)が再び火をつける。
それはかつてダサいスニーカーの代表格だった「アディダススタンスミス」をモデルの梨花さんが着用して人気に火をつけたように、ハズしという新しい価値が見いだされた結果なんだと思います。
まとめ:シャワーサンダルは「ダサい」ことを逆手に取ろう
シャワーサンダルはダサいです!
ダサいですが、ダサいことを理解してハズシアイテムとして使う分には、これ以上無い素材であることは間違いないです。その上、ハリウッドセレブを中心にリラックスの場だけでなく、フォーマルにも合わせるなど、裾野はどんどん広がっています。
ダサさ×安さ×セレブ
流行の三大要素が揃った今、まさに旬を迎えているといえそうです。