スニーカーの「スエード」と「ヌバック」の違いとは?

アディダスのスエード
スニーカーによく使われる素材「スエード」と「ヌバック」。
特にスエードは昨今の復刻ブームに乗ってあらゆる種類のスニーカーに使われていますね。つや消しのような起毛の高級感とヴィンテージ感が人気の秘訣ですね。

そして、もう一つ似たような素材に「ヌバック」というのがあります。
スウェードと同じくつや消しの質感が特徴的ですが、表面のなめらかさがちょっと違う感じがしますね。

スニーカーを選ぶなら、素材にもこだわりたいもの。
スウェードとヌバックの違いをしっかり理解して選びましょう!

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スエードとヌバックの違い(素材・製法編)

まずは共通点ですが、スエードもヌバックもクロムなめしした革を起毛させたものです。
つまり、元々ある動物の毛ではなく、繊維のケバ立ちを利用した加工ということです。

そして、その中でもスウェードは革の「裏面」、つまり肉側の面を使っているものを指します。
裏面は肉に近い部位のため、繊維がやや粗めのため長めの毛足を作ることができます。
製法は、まずクロムで丁寧になめした後、革の厚みを均一にするためシェービングを行います。それが終わると大きな紙やすりマシンでペーパーがけをして全体を均一に起毛させます。

ちなみに、「スウェード」という名前はこの技法が開発されたスウェーデンから来ているとか。

↓スウェード製の代表的なスニーカー

一方、ヌバックは革の「表面」、つまり皮膚側を使用しています。
表面は裏面に比べて革そのもののキメが細かく毛穴が目立たないので、短い毛足ながら繊細な加工を行うことができます。
製法は、スエードと同様にクロムでなめした後、表面を0.3mmほど梳き取ります。これは、革の表面に残っている表皮を取り去るためです。後は、スウェードと同様にペーパーがけをして起毛させれば完成です。

↓ヌバック製の代表的なスニーカー

スエードとヌバックの特徴とは

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製法や使う部位が違えば、もちろん素材の特徴も違います。

スウェードは革の厚みが薄ければ薄いほど表皮に近くなるため、毛並みが揃い、毛足の長さも揃いやすくなるという特徴があるため、革としては薄めの加工となり、毛足も長めです。その分ツヤ感は抑えめになりますが、起毛ならではの毛並み感は強くなります。

ヌバックはすでにキメの細かい面を使用してるため、革の厚みを残しながら加工することができます。また、スウェードよりも毛足は短めになるため、表面の革らしいツヤ感と滑らかさが強くなります。厚みを残して加工できる特徴から、本来はヌバックの方がシューズのアッパーには向いている素材といえるため高級革靴や女性のパンプスなどに使われることも多いです。また、アウトドア用にオイルを染み込ませて防水加工したオイルドヌバックなんていう加工も人気ですね。

ちなみに、同じ起毛系革素材で「ベロア」という素材を聞いたことがあるかもしれません。ベロアは製法的にはほぼスウェードと同じです。一般的に、スウェードよりもさらに毛足が長めの加工が施されたものを「ベロア」と呼ぶことが多いようですよ。

↓ベロア採用のスニーカー

スエードとヌバックの特徴まとめ

まとめますと、それぞれこういう特徴になります!

スウェードヌバック
部位革の裏面革の表面
毛足長め短め
厚み薄め厚め
特徴独特の光沢と柔らかい肌触りツヤがあり滑らかな肌触り

違いを理解して、より自分に合う一足を見つけてください!

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